感想

映画等の感想を投稿するブログ

【感想】「明日への地図を探して」【ネタバレ有】

【あらすじ】
マークはタイムループにハマってしまい、同じ1日を何回も繰り返していた。マークはループからの脱出方法を探る一方で、ループの中でしか味わえない自由を謳歌していた。そんなある日、マークは同じくループに囚われた女性、マーガレットと出会った。2人は一緒に時間を過ごす中で惹かれ合うようになったが、マークには1つ気がかりなことがあった。夜になるとマーガレットにメールが届き、そのメールを見た途端、彼女はどこかに行ってしまうのである。「その日に何が起こるのかを把握しているはずなのに、マーガレットは何故同じ内容のメールに突き動かされるのか」。この謎の答えに辿り着いたとき、マークは何故自分がループに囚われたのかを知るのだった。
 
(Wikipediaより引用)

明日への地図を探して - Wikipedia
 
 
 

 
 
 
 

 
 
【以下感想(ネタバレ有)】
 
物語の始まり、主人公であるマークの生活シーンから始まるが、通常の生活→ループ生活に変化するのではなく、最初からループの中で生活している様子が描かれてるのが面白かった。
妹や父親の行動を先回りしての発言や行動、街の人々の細かな行動まで把握していて、どれだけ長い時間このループに囚われているかが伺えた。
繰り返す1日を最高のものにしようとするマークの努力や根気は凄いなと思った。
少しのタイミングが違えば失敗してしまうことを、何度も何度も繰り返していた。
例えば学校に行く途中で見かけるおばさんのスカート。カバンのせいでずり上がってしまい、下着が見えてしまっているのを気付かれずに直していた。
他には気になっている女の子。飛んできたボールに当たってプールに落ちてしまうのだが、なかなか回避のタイミングが難しくて逆に不振がられてしまったりする。
スマートに助けて上手くいくはずだったのに、またループしてしまい進展はないまま……。
それでも毎日そうして助けに行ったりしていて、それだけ女の子のことが好きなんだなと感じた。
そう考えると、このループした世界で恋をしてしまってもこちらの感情が積もるだけで、何の意味も成さないんだろうな。
どれだけ相手への好意を持っていても、スマートに助け出せても、相手の気を引くことができても、“明日”には全部無かったことになる。
過ごした時間も、交わした会話も全部。
それって凄く切ないなぁ。
私だったらどうするか考えてみたけど、新しく恋を始めるのは無理なような気がした。
既に恋人がいたりすれば、文字通り「変わらない」毎日ではあるが、恋人とずっと過ごしていくんだろうと思う。
逆に、相手がその立場で、私と同じような考えを持っていたらとても健気で愛おしく思うんだろうな。ループを知っていればの話だけど。
でも、突然ループに嵌まった恋人が、長い期間その1日に囚われていたとして、そのループの中でマーガレットのような同じ時を過ごす人を見つけてしまったら、凄く悲しいと思う。
自分はたった1日を過ごしているわけだから、相手への好意は変わらない。でも、相手はループする世界で同じ時を生きる人に会い、知らずのうちに惹かれていって恋をしてしまう。
たった1日。自分にとっては何の変哲もない1日だったのに、恋人の心は離れていて、振られてしまうと考えたらとんでもなく切ない。
 
でも、私もループの世界に閉じ込められてしまったら、マークとマーガレットのようになってしまうのかもしれないとも思う。
2人に恋人はいなかったけど、いても多分、遅かれ早かれ惹かれ合う運命なんじゃないのかな。
周りの人は同じ動きしかしない、その中で唯一変化のある会話が出来る相手。
とんでもなく危ない人とか、とんでもなく歳の離れた人とかじゃない限りはそうなりそうな気がする。
 
 
マークは物語の後半で、自分は主人公じゃなかった。彼女が主人公だったというような発言をするのが印象的だった。
人生の主人公は自分だというけれど、他人のためにある世界だと認知することはとても勇気のいることだったと思う。
母を失いたくないというマーガレットの強い気持ち。ループの中で生きていたいと思っている彼女の健気さが良かった。
 
でも、ループ脱出への道が私には難しすぎて、私がループの中に囚われていたら絶対一生あのままだったんだろうな………と思う。
数学はあんまり得意じゃないし、お店のガラスに図で書いた次元の話はなんとなくわかる気がしたが、地図と時間を照らし合わせて模型(?)を作って、影でその図を表した辺りとかちんぷんかんぷんだった。
日常で使わないような計算とか勉強とか、知識として頭に入れたり知っておくと人生が豊かになるっていうのは本当だよなって、この映画を見て少し思った。
こういう物語などで出てくる展開やコンセプトが、知識があるだけでより面白くなる。
ここではああいう三次元、四次元の話だったけれど、数学とかもっと勉強してたら物語の見え方が少し違ってくるかもしれないなぁ……。
例えば時代物の映画とかだったら、歴史を知っていた方が楽しめるし、スポーツものだったらそのスポーツのルールや歴史を知っていた方が何倍も楽しめる。
 
勉強ってそういうものなんだろうな……と感じた。
知っておくだけで見方の幅が広がるというかなんというか。

 

あと、個人的に印象に残っていたのは、タイトルにもある地図を作るところ。

毎日この街で起こるあらゆることを細かに、正確に記してあって、それを毎朝一から書き上げるのは記憶力と根気強さが必要で、「習慣化」してるからこそ続けられる事なんだろうな……と感じた。

ループだから、持ち越せるのは当たり前だけど記憶だけ。だから自分の記憶しか頼りにならないわけで、記憶力良いなぁ………と羨ましく思った。

 



物語のラストではマーガレットが踏み出して、母親に別れを告げマークのところへくるが、別れはとても辛いだろうなと思った。
自分が望めばずっと母に会える。でもまぁ、毎日母親が死んだところを見るのも辛いだろうけど。
これからマークと「明日」を歩んでくんだなぁ……と思ったらホッコリした。
あの親友とも気が合いそうだし、上手くやっていけそう。
 
全体を通して私はとても好きだったなぁ。
それに色々な事を想像したし、とても面白かった。

 

 

【感想】マイ・ブロークン・マリコ(ネタバレ有り)

【あらすじ】

親友のマリコが自殺したと知り、大きなショックを受けたトモヨ。父親に虐待されていた親友をせめて遺骨だけは救い出したいと願った彼女は、遺骨を奪って逃走し、マリコが行きたがっていた岬へと旅に出る。

 

(Google検索より引用)

 

 

 

 

 

 

 

 

【感想】

以下ネタバレ有りの感想です。

 

 

 

 

 

まず言いたいのは、原作に沿ったストーリーだということ。細々した変化や、+aで付け足されていた描写はあれど、原作に忠実と言って良いと思う。

 

私はこの作品が好きで、この作品の温度感や勢い、マリコという“シイちゃん”の友人を弔うストーリー、セリフの言い回し、その一つ一つがとても好き。

だから、よく耳にする「改悪」とか、「実写化失敗」のようなものにならなくて本当に良かったと思う。

 

 

漫画を何度も読んでいたから、改めて感想を書くっていうのはなんだか不思議だけど、やっぱりこの作品に出会えて良かったな……と思う。

先週遊んだばかりの友人の訃報を、外回り中に入ったご飯屋さんのテレビで聞くことになるところから始まるが、その後の描写が割とぶっ飛んでて好きだ。

私はどんだけ大事な友達で、その友達の家庭環境が悪くても、あんなことは出来ねぇよなぁ……と思う。

私はトモヨみたいに、刺し違えてでも遺骨を持っていこうとは思ったとしても出来ないから。

 

こういう話だと大体、トモヨに共感というか、重ね合わせて(?)物語に没入していくんだと思うが、私はマリコだった。

もっと詳しく言えば、自分がマリコみたくなったら、周りの人達はどう思うんだろうとボーっと考えながら見ていた。

何回もめんどくせぇと思いながら、それでも本気で付き合ってくれたいた友人を置いて、マリコは行ってしまった。

それくらいマリコは限界で、先週会ったばかりだというのにああなってしまった。

マリコは、「あれが最後になっちゃったな」とか考えたんだろうか。

シイちゃんを思い出したりしたんだろうか。

 

トモヨが海を目指してる途中や、岬でのシーンで遺骨がマリコになるのは、やっぱり絵でも映像でも好きだなと思った。

ちゃんと“マリコ”とそこにいるんだなと思える。

 

でもトモヨはタフだな………男の人にも言われていたが、見知らぬ土地で無一文なのに酒飲んでその辺で寝るって………。

最初から最後まで親切だった男の人だけど、半年前に飛び降りたその海から、まだ離れられないでいるのかな……と思ったりした。

「けっこう死ねない」海で釣りをして、ボサボサの髪に伸びた髭。あの人はずっとあこにいて、ただ「死ねなかった」人なんじゃないかなぁ。

でも危なっかしいトモヨと出会って、見るからに限界そうなトモヨを助けることであの人も前を向くキッカケになったんじゃないかな……と思ってる。

 

時間が経つと記憶が美化されるけど、トモヨが必死にめんどくせぇと思った時の記憶を、思い出そうとしてるのが良かった。

そうだよなぁ……思い出そうとしないと段々、綺麗な思い出になっていってしまうもんなぁ。

私の記憶してる過去も、段々と綺麗なものばかりになっていっちゃうのかな。

 

トモヨはいきなりマリコがいなくなっちゃって、何も言えず何も出来ずただいなくなられた事に混乱し、でもマリコの為に何かしたくて海に来たんだと思うけど、あの女子高生にマリコを重ね合わせて助けたお陰で、いくらか救われたんじゃないかなって思う。

結果的に骨も海に撒いちゃったし。

おばさんは可哀想だけど、海に撒くことが出来て良かったなぁという感じ。

 

映画では自宅に戻った後の話も追加されていたけど、当事者以外にとっては人の死なんて関係ないんだよね。ギプスが取れて、普通に仕事が出来るようになって、またいつもと同じようにお店でご飯食べて、そうやって日常に戻っていくんだよなぁ。

 

最後はおばさんから届けられた、パンプスの袋に入ってる手紙を読んで終わるが、マリコはちゃんとシイちゃんへ手紙を書いていたんだなと知れて良かった。

何も言わずに置いていったと思ったけれど、トモヨのこともちゃんと考えていたと分かるし、トモヨが返事をするのも言い。

 

見たままの勢いで書いたからごちゃごちゃしてしまったけど、一言でまとめると「凄く良かった」です。

好きな作品を、好きな作品のまま映像化してくれてありがとうございます……見れて良かった……。

 

 

同作者さんの「ホットアンドコールスロー」も是非こういう感じで映画化してほしい……。

【感想】「岬の兄妹」【ネタバレ有】

【あらすじ】

とある地方の港町。足に障碍を抱え、リストラされたばかりの兄・良夫は、自閉症の妹・真理子と2人暮らしをしていた。妹の失踪癖に手を焼いていた良夫はある日、夜になっても帰ってこなかった妹が町の男に体を許して1万円をもらっていたことを知る。
 

(Google検索より引用)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*以下ネタバレ有の感想

【感想】

 

この映画を観たのはネットで話題になっていたから。そして面白そうだと言った恋人が隣にいたから。

一人だったらまず観なかったと思う。

だってあらすじからも漂う胸糞臭……。陰鬱とした雰囲気とどうしようもない絶望感。

普段明るい映画やアクション系の映画を好んで観る私にとって、この映画の視聴はとてもしんどかった。

生きるため、妹を売ってしまう兄と、売春を始めてからの方が元気(?)な妹。

一日中薄暗い部屋に閉じ込められていた真理子が売春を始めてから、人としての生活のようなものを送っているように感じた。

やっていることは最低だが、真理子は進んでやっていた部分もあったわけで、始まる前と比べれば人との交流もあってどこか、人間的な部分が育って(?)いったように感じた。

 

良夫は最初、真理子が襲われてお金を持たされたと思い凄く怒っていたが、最終的に真理子に体を売らせることで生活に必要なお金を稼ぐ選択をしてしまう。

妹思いな兄であるのに、妹を売ってお金を手に入れている。

最低で、残酷で、クソみたいな選択だ。

 

でも、二人ぼっちで生きていくしかない兄妹の選択を誰が責められるんだろうと思った。

警察官の肇に開き直った良夫が言う「偽善者」という言葉。これが堪らなく胸に残った。

最低な行為である事に変わりはないし、最悪な決断で道徳的では無い金の稼ぎ方だが、辞めろと言うだけで直接的な助けはないんだよな。

 

辞めろと言うのは簡単だよ。辞めた方が良いことくらい、そんなことは良夫本人も分かってると思う。でも、誰も助けてはくれないんだよな。

この映画の世界、生活保護とか障がい者手当とかどうなってんのかな?

そこがテーマではないから省いたのか何なのか、あまりにも救いがない……。

 

お腹減りすぎてティッシュ食べちゃうところとか、真理子が稼いだ金でハンバーガーを貪るところとか……。

 

 

 

救いと言うには辛いが、真理子が嫌な思いをしていないのは良かったなと思う。嫌がる真理子に無理矢理……ではなく、真理子が積極的に自ら行為をするのは唯一の救いだった。

それさえも無ければ、この映画は途中でリタイアしていたと思う。

最初の良夫が裸の真理子を殴っていたシーンはしんどすぎて目を背けてしまったが。

 

そして良夫が最後に「戻ってこないか」と元の仕事先の上司に言われた時、あの瞬間の絶望は計り知れ無いと思う。

あの、今までのは一体何だったんだ感……。

仕事をリストラされて、でも生きなくちゃいけなくて、それでそういった選択をしたのに、それなのに、、、、、っていう。

 

最後は子供を下ろした真理子が、冒頭と同じような雨の中で死のうとしていて、止めにきた良夫の携帯に着信が鳴る……というラストだったが、あれは多分また売春のあの電話だったんだろうな……と言う感じ。

 

売春を初めて真理子は、本当のところはどうか分からないが、好きな人のようなものが出来て、「私のこと好き?」に一時の戯れでも返してくれるひとがいて、それで承認欲求とかも満たされていて………やっぱり売春をしていた時の方が生き生きとしていたよな……と感じた。

【感想】二重生活(ネタバレ有)

【あらすじ+解説】(映画.comより引用)

直木賞作家・小池真理子の同名小説を、ドラマ「ラジオ」で文化庁芸術祭大賞を受賞するなど、数多くのドラマやテレビ番組を手がける岸善幸の劇場デビュー作として映画化。門脇麦演じる大学院生が近所に住む既婚男性を尾行することで、他人の秘密を知ることに興奮を覚えていく。大学院の哲学科に通う珠は、担当教授のすすめから、ひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する「哲学的尾行」を実践することとなる。最初は尾行という行為に戸惑いを感じる珠だったが、たまたま近所に住む石坂の姿を目にし、石坂の姿を追う。一軒家に美しい妻と娘と暮らす石坂を、珠が尾行する日々が始まった。主人公・珠役を演じる門脇は本作が映画単独初主演作。石坂役を長谷川博己、教授役をリリー・フランキー、珠の恋人役を菅田将暉がそれぞれ演じる。

 

出典元 二重生活 : 作品情報 - 映画.com

 

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレ有の感想

 

まずこれは珠が「理由のない尾行」をすることで、尾行対象の人間関係が変化する様子を観察したり、自身の人間関係が変化していく物語になっている。

 

教授から100人規模でアンケートを実施するのではなく、対象を1人に絞る……と提案された時、たまたま尾行対象に選んだ相手が近所の人だったのは運が良かったのかなと思う。

家が近かったからこそ、出かけるタイミングや家の前での出来事、近所を歩く様子などが観察でき、大家さんから家族構成も書き出すことができた。……まぁ、それが珠自身の情報を渡すことにもなってしまったんだけど。

 

でも、相手がそこそこの金持ちだったが故に、珠の出費大変そう……と見てて思ってしまった。

一大学院生がタクシーばんばん乗り回して、お洒落な喫茶店やカフェ、レストランなどお金のかかるところばかりに赴けるものなのか?という感じ。

バイトなんてしていなさそうだったし、どこからのお金なのか気になる。

 

序盤で大家さんが設置した監視カメラだけど、あれの意図はなんだったんだろう……としばらく考えていたけど、私には少し分からなかった。

わざわざ監視カメラの映像を見せているのだから、何か考えがある話だと思うけど、ぶっちゃけあの映像がなくても物語は回るし、救急車や大家さんがまたゴミ捨てに関して怒っているところも、ストーリーとして語られるのだから監視カメラの映像なしでも問題はないと思う。

だから、演出的に何を感じさせたくてそうしたのか………まだ私は答えが出せない。

 

後半で立て続けに監視カメラの映像が流れるシーンがあったが、ゴミ捨て場を見て立ち尽くす大家さんに少し笑ってしまった。

その前のシーンでは卓也がタバコを捨てていたが、監視カメラを設置したとて適当に捨てるやつは捨てるんだっていう感じ。

理由のない尾行を経て対象の人間関係、珠の人間関係は変化していくのに、監視カメラを設置して尚変わらないゴミ捨て場。その対比なのかなとも思う。

 

 

私が珠だったら、と考えたけどいくら論文を書かなければならないと言って、尾行を選択するだろうか……と思ってしまう。

尾行を選択するにしても、卓也には事前に言っても良かったんじゃないのかな。

「教授に言われて尾行することになったんだけどー!」とか言って、ノリとして最初に言ってしまえば怪しく思われる事も、関係が崩れることもなかったんじゃないのかな……と。

珠の嘘が下手なところも、尾行が下手なところも、教授に言われたからと言って尾行を本当にしてしまうところも、なんだかこう流されやすいタイプというか、自分の意志が薄いというか。ふわふわしたような、見ていて「うわー!!」と思うようなタイプだなと感じた。

 

「私なんか悪いことした?」と不倫女に言った時、いやいや尾行してたじゃん!とツッコミたくなってしまった笑

珠が何かしたわけじゃないし、実害があった訳でもない。珠が尾行してもしなくても、不倫はバレていただろうしそれは珠のせいじゃない。

でも尾行自体に対して全面的に良いこととは言えないし、限りなく黒に近いグレーなんじゃないだろうか。

まぁ、尾行のせいで不倫がバレた!て思っても仕方ないとは思うが、そもそも不倫をしなければ何もなかったわけで、やっぱり珠だけが悪いとは絶対に言い切れない。

 

でも、卓也のことを考えると不憫だと思う。

彼女が最近なんか怪しいなと思ったら、全然知らないやつを尾行してました〜なんて。

一緒にいる意味ってなんだろうねって卓也は言ってたけど、それは珠が全然卓也のことを見ていなかったからなのかな。

「珠はどう?」ってそれぞれ机に向かいながらも、卓也はお互いのことを話そうとしていたのに、珠はイヤホンつけて自分の世界に入っていたし、日々の尾行で2人の時間なんて全然なかったんじゃないかな。

壁に飾られた珠の似顔絵、寝顔を見つめる卓也の表情。割と卓也の出番が少ないのに、2人の距離とかすれ違いがよく分かって良かった。

 

 

でも論文書かせてください!でラブホに行くのはよく分からんかったな………。

ラブホから出てこなければ卓也には、言い訳苦しいにしても論文のためだったで終わらすことが出来たのになぁ……って。

というか対象者Aの行動パターン等を論文に落とし込むだけで、職業だの家族構成だのにはフェイクを加えて身バレしない程度にすれば、勝手に書いていいと思うけどな。

それで体使う方向に行くのが分からない。

上手くいかなくてむしゃくしゃしてって感じかな。

石坂も石坂で、不倫がバレて奥さんがああなった後でよくそんな事が出来るな!という感じ。どしたお前ら、、。

 

ラブホから出てくるところを卓也が見てたわけだけど、珠も卓也に尾行されてた感じかな?と思った。でも卓也はあの一回きりだろうなと。

珠は気づかなそうだしお酒入ってたしで、バレなさそうだなぁ。

教授を尾行してた時も結局バレていたし、挙動とか距離とか怪しすぎるんだよな……。

石坂が路地で致してる時に、何度も往復して覗いてた時は流石に笑ってしまった。

そらバレるでしょ!って。

 

 

でも、教授が自決してしまったのはなんでなんだろう。妻役の契約期間が切れて、生徒の論文も完成して、それで………それで?いや分からん。珠が書いた人間の実存に関する論文を読んで何か分かったんだろうか。いや、教授だから珠よりも知識とか思考も上だろうし、何をもってして死を選んだのか分からない。

母が亡くなってしまって、期間限定の妻も終わってしまって、何も無くなってしまったからもういいやって?

 

最後に、珠があるいてる数メートル横に卓也がいたのはなんだったんだろうか。

物を落とすとかそういうアクションを、ただのエキストラがするだろうかって思ったら卓也だった。

でもなにかあるわけじゃなく、ただその場に居合わせただけで本人たちは気づいていない。

引越してお別れしたけど案外近くにいるとかそういう?

あと教授が後ろにいたような描写はなんだったんだろう。

今度は教授に尾行されてるぜ的な?

 

あと、大学の飲み会で向かいに座る女のが、珠に嫉妬深そうな目をしていたのが気になった。

論文とか適当でいいのよ!みたいに言ってたのに珠はちゃんとやっていそうだったから?

オタサーの姫的なポジだったのに、他の男から珠が誉められていたから?

あとシーンが教授に対する説明のシーンだったら、女や描写はいらないし、あれに意味を持たせるならもう少し女との関係とかそういうのを見せても良かった気もする。まぁ、映画だし2時間だしそんな余裕ないか、、。

 

 

 

見た感想としてはまぁ面白かった。

珠は尾行を通して本当に何かがわかったのか気になる。論文を書いて結論を出してもきっと胸のモヤモヤとかそういうのは消えないんだろうな。

でも、たまたま不倫してる人を尾行したから物語が生まれただけで、平凡な幸せな家庭の人だったら珠は何かが満たされそうになったりはしなかった思う。

そこの人選の運もあるのかな。

結局珠は卓也と離れることになってしまったけど、自分の大切な人は自分から離れていくって、卓也に関しては完全に自分起因だよな〜と思った。

 

【感想】『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム(NWH)』*ネタバレ有*

【あらすじ】(Google検索より引用)

倒した敵の暴露により、世間から悪評を受けるスパイダーマン。自分の正体が知られていない世界に戻りたいと思うようになった彼は、友人のドクター・ストレンジに助けを求める。やがて魔法の力で、彼は違う世界線で2つの人生を同時に歩み始める。

 

 

 

 

 

*以下ネタバレを多く含みますので自己責任で閲覧して下さい*

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NWHを見た直後は何も口に出来なかった。あんまりにも壮大で、しんどくて、楽しくて、面白い映画だったから。

私はトニーが大好きだから、この映画でもその影を見てまた泣いてしまった。

ハッピーの家にあった“スタークインダストリーズ”の文字。ピーターが市民の目から逃げてきた後で着たTシャツ。アークリアクター 。そしてハッピーが言った「友を亡くした」の言葉。

FFHで嫌というほど分からされたトニーの死を、漸く受け入れられたような気がした。

 

 

ピーターはまだ子供なのに。それが私の前作と今作で共通する感想。この作品ではマルチバースで以前のスパイダーマンヴィランが出てくるけど、MCU世界線で生きるピーターは一番若い。みんなが「まだ子供」と口癖のように言う程、本当にまだ子供なんだよ。それなのにこんな……あんまりじゃないか。

 

 

NWHの予告が出た時、フラッシュがそばに居たからきっと擦り寄ってくるんだろうなと思っていたけど、本当にそう言う子だったなぁ……と笑ってしまった。

でもネッドに「スパイダーマンの本当の親友だから」って言われた時の表情は、切ないなぁ…と思ってしまった。

 

正直まだ全然言葉が出てこないけど、されぞれが救われたこの映画は「観て良かった」と心から思う。

他の世界線でのヴィラン達はそうだが、アメスパのピーターが救われたのが良かった。

グエンを助けられなかったピーターが、MJを、「ピーターパーカー」の大切な人を今度は助けられた。その事実が何より嬉しかった。

本人も泣いていたけど、私も泣いていた。

ベンおじさんの死、グエンの死、メイおばさんの死。スパイダーマンはいつも何かを失って、それでも前に進む。血だらけでもボロボロでも、必死に立ち上がって前に進む。

でも今作で、本当の意味で前に進めたんじゃないかなって思った。

 

MCU世界線にいるピーターは、宇宙に行ったり仲間と戦ったり色んな経験をしたが、やっぱり初代スパイダーマンには敵わないなぁ……と感じた。

「大人になったな」とオクトパスが言ったように、大人として若いピーターに向き合い支え、助けたのが良かった。

復讐心に囚われメイに、ベンおじさんを殺した奴は死んだと伝えたピーターを思うとしんどい。

君にはそうなって欲しくない。その2人の気持ちがメイを亡くしたピーターを助けたのがよかった。

「助けを必要としてる」それはスパイダーマンにも言えた事だったんだよね。

 

ネッドの「スーパーヴィランになって君を襲わない」とか、名前を呼ばれて3人が振り向くところとか、3人とも頭が良くてオタクっぽいところも見ていて楽しかった。

途中ピーターとMJがおでこをくっつけているシーンで、アメスパのピーターが寂しそうにするのがしんどかった。それを見た初代スパのピーターは「彼女は?」と聞いたけど、あれは前に進んだのか否かの確認だったのかな。

僕のMJだと、グエンを助けられなかったことを聞いたはずだし、まだ傷が癒えてないのか聞きたかったのかな。分かんないけど。

 

自ら死を選択したオクトパスが救われ、共に戦ったのも良かった。

 

ピーターがラストでMJに何も伝えずに去ることを決心したのは、自分のせいで額に傷を負わせてしまった事への負い目や責任なんだよね。

それまでカンペに書いて練習しまくっていたのに、傷を見てMJがもし思い出しても自分といることによってまた傷つけてしまうかもと恐れたんだと思う。2人がMITに行くことになって、元気で、楽しそうな姿を見て身を引いたんだよなぁ。

辛いなぁ。

一から自分自身の手で作ったスーツは、初めに使用していたダサいやつじゃなくて、ちゃんとしたスーツになっていた。ヒーターの機能もないし、相棒もいないし、誰の助けもない本当に孤独なピーターになってしまった。

この世界線のピーターは親友に恵まれ、仲間に恵まれ、1人じゃないピーターパーカーだったのに…………。

今まで親友とのやり取り等を丁寧に描いてきたからこそ、このラストが辛い。

苦しい。幸せな思い出も何もかも、ピーターの中にしか残っていないのが辛い。

でも、スパイダーマンのことは忘れていないから“スパイダーマンアベンジャーズと共に戦った”事は覚えているのかな。

スパイダーマンとアイアンマンが師弟のような関係であったと、スパイダーマンがネッドやMJを救ったと。でも多分、それを覚えたままでいると関連して思い出してしまったりするから、覚えてないのかな。どうなんだろう。

しんどい。

 

でも、この作品を見て思ったのはスパイダーマンを好きでいて良かったということ。

MCUをずっと追ってきて良かった。こんなにも素晴らしい作品に出会えて良かった。

この映画を見た日を生涯忘れないな思う。

これからもずっとピーターが好きだ。

トニーとピーターは私の一生の推し。

 

【感想】「喧嘩番長乙女」- 箕輪斗々丸恋愛ルート(ネタバレ有り)【PSvita】

【あらすじ】

幼い頃から施設で育ち両親が生きていることすら知らなかった主人公が、突如現れた双子の兄と入れ代わり不良高校へ通う事になった。

その不良高校でトップを取るために奮闘する主人公とその友人たちとのお話。

 

公式サイト【喧嘩番長 乙女 | 株式会社スパイク・チュンソフト

 

 

 

 

 

 

【以外ネタバレ有りの感想】

(主人公の事はデフォルト名ではなく「主人公」で突き通させていただきます……)

 

私は人のプレイ動画を見て(9月まで)入ったのでその方が選んだルート(斗々丸)を選んだ。

3つの個別イベを見て斗々丸を好きになり、即行で恋愛ルート攻略に挑んだんだけど本当大満足だった。

初めて出来たダチであり、ずっと側にいてくれた斗々丸が段々と主人公を好きになり、悩み、かけがえのない存在になって行くのが堪らなく良かった。

初めは斗々丸の性癖歪ませゲーのように思えたけど、葛藤する斗々丸が可愛かった笑

 

入学してダチになってから度々赤面していたが、チアの格好で火がついたのかな〜と言う感じ。入学式で助けてくれたり、負けたけどそれを認めてダチだと言ってくれたり、小さい事にも気がついてくれる斗々丸が主人公の1番の友達で良かったと思った。

だから二学期に入って気分転換にショッピングした際、気を利かせて「全然似合わない」って言ったヘアピンが切ないと思った。

その後すぐに「何かしたか」と引き留めてくれた斗々丸は優しかったけど、言っちゃダメだと言う主人公の心苦しさも、斗々丸の言って欲しいと言う気持ちも分かり「切ねぇ〜!!!」となった。

 

だから女だとバレた時、不安にも思ったが安堵もした。斗々丸が側にいて助けてくれるなら大丈夫だと思った。

「女だから」って言う斗々丸に拳で語ったのも良かったし、やっぱり2人は最高の友達だと感じた。

 

そんな風に思っていたから3学期で女だと全校生徒にバラしてしまったのにはびっくりした。

あれ?続編あるよね?って。

2年生になったバージョンのソフトがあるのに女子校に行っちゃうの?あれ?と思っていたが、友情ルートでバラさずに隠し通して2年に進級するのかな……???と言う感じ。

まだそちらはクリアしていないので何とも言えないが、どちらのルートもバラして転校と言う事はないだろう…………と思っておく。

いくらゲームで分岐とかがあっても、そこら辺の話の筋は合ってないとモヤついてしまう。

 

 

最後に全体の感想だけど、拳!強さ!友情!って言う本当に乙女ゲーか?って言うような少年漫画にありそうなテーマだったけれど、とても楽しかった。

友情や絆という熱い展開から恋愛に入って行く流れも良くて何よりフルボイスなのが最高でした。アニメも見たことがあったけど、やっぱりゲームの方が良いなぁ……と感じた。

これから友情ルートを攻略しようと思うけど、斗々丸の画像集だけ他のキャラより1枚多いのが不思議だった。

やっぱり1番最初に主人公と仲良くなるキャラだからかな?

1枚多いのは最初の登場時のスチルだと思うけど。

【感想】今日から俺は劇場版(ネタバレ有)

【あらすじ】公式サイトより引用

今日から俺はつっぱる!」――時は1980年代。転校を機に、髪を金髪に変えてつっぱりデビューした軟葉高校二年生・三橋貴志みつはし たかし(賀来賢人)。持ち前の運動神経とねじ曲がった性格で、たちまち周囲の不良達に目を付けられる。同じ日に転校してきたトゲトゲ頭の伊藤真司いとう しんじ(伊藤健太郎)とコンビを組んで、次々やってくる強敵を返り討ちにしていく毎日。三橋と友達以上恋人未満な赤坂理子あかさか りこ(清野菜名)や、伊藤とラブラブな早川京子はやかわ きょうこ(橋本環奈)とのラブコメ的青春を謳歌したいのに、寄ってくるのはワルばかり…。
三年になったある日、かつて二人が壮絶な戦いを繰り広げた不良の巣窟・開久高校の一角を隣町の北根壊高校が間借りすることに。かなりの極悪高校で名の通った北根壊ほくねいの番長は柳 鋭次やなぎ えいじ(柳楽優弥)と大嶽重弘おおたけ しげひろ(栄信)。彼らは、智司さとし(鈴木伸之)と相良さがら(磯村勇斗)という圧倒的な“頭”を失った開久の生徒に対して妙な商売を始める…。一方、怪しいスケバン・涼子りょうこ(山本舞香)が今井いまい(仲野太賀)に近づき…。それは、「今日俺」史上最大で最凶の波乱の幕開けだった―!

 

引用元【漫画スマイル | BL・TL漫画をお得に読む方方法を紹介♪

 

 

 

 

 

 

 

【感想(ネタバレ有)】

オタク臭全開なので不快に思ったらブラウザバックして下さい。

 

 

 まず最初から商店街でガヤガヤ絡む三橋今井や、伊藤と京子のデレデレカップルが出てきてニヤけた。

 「彼氏面して奢ってんじゃねぇ」みたいに、理子にジュースを奢った事について、今井に言う三橋が良かったなぁ〜。終始今井は「エチケットです〜!」と言ってたが、三橋のアレは嫉妬やろなぁ………(ニッコリ)    最終的には理子に抑えられて場が収まるけど。

 

 そんな2人のやり取りを気にもせず2人の世界に入っちゃう伊藤と京子も良かった。バカップルめ。

 私はその皆のやり取りを野次馬みたいに見る悟たちの気持ちになってみてたよ……。「凄いもん見ちゃったな」って、本当それやで。学校からして凄いもんやからな……。

 

 開久に間借りしてる北根壊の柳はもう……キャラが良かった…………。ナイフを取り出してこう、💪🏻グッと一拍置くのが良かった。ポーズ決めてんのか知らんけど何その仕草〜!かわよ〜!って感じだったし、走り方もかわよ〜!!!

 悟は北根壊の奴にやられた傷を三橋のせいだと幼馴染のスケバン(涼子)に言い、そのせいで三橋が涼ちゃんに狙われるハメになる。それをよく思わなかった伊藤が詰め寄るんやけどそのシーンがマジで、、、、ね。

 悟を使える駒にするべく恩を売ってる大嶽が、その事について「弱いもんが身を守る為にやったこと」「心が狭い」「いじめやってる」「いつも弱いやつを狙って勝った気になってる」みたいな事を言って伊藤を殴り倒す。

 悟が警察が来たと嘘を言った事で伊藤は助かったんやけど、翌日学校に来た伊藤は沈んでて「負けた」と三橋のからかいにも上の空でめっちゃ凹んでるの良かった。

 

 いつも曲がったことが嫌いで、卑怯なやり方も嫌いで正義感強かったのに「弱いものいじめ」とか色々言われて自分のした事が正しいのか…みたいな感じで凹んでたんだと思う。かわいい。魂抜けてる伊藤かわいかった……。そりゃ凹むよね、自分が正しけりゃ負けないって言ってきたのにそんな事言われちゃってさぁ〜。

 それを見た三橋が「何で復讐に燃えねぇんだ」「理由がなきゃ負けるはずない」ってイラつくのも良かった………………相棒だもんね。好き。

 

 話が前後してるかもやけど、何やかんやあって涼ちゃんに襲われて竹刀で腹突かれる三橋も良かったな。「キュゥ………」って弱ったフリすんの可愛いかよ。なんだよ。その後ちゃっかり今井を嵌めるのも、今井が竹刀でやられて「女にやられうんこマン」ってまたうんこって今井をからかうのも良かった。笑った。

 シアター内でも笑い声が聞こえてきて、相乗効果で何度見ても笑ってしまう。

 

 あとやっぱり三橋の両親は良い……。「たーかーしーー!!!!!!」ってお父さんが言うの本当好き。「伊藤くんと喧嘩したの?」「かーたーしーー!!!仲直りしなさーーーい!!!」って1階から聞こえてくるから本当笑ったし三橋伊藤は気まずそうでそれも面白かった。

 髪下ろした伊藤はボブっぽくて可愛いし、相手がナイフ持ってて怖いからって学校忍び込んで甲冑と鎧着ちゃうのが可愛いね……あんたらまじ可愛いよ………。鎧脱げなくて途中笑っちゃう伊藤も可愛いし、半笑いで脱げなくなっちゃう三橋も可愛い。

 

 あー!あと今井が涼ちゃんを庇ってるところ!良かった!!!カッコ良かったよ、、、今井……。

 柳が投げたナイフをホウキで受けようとした三橋はちょっとあれやったけど。 ホウキの持つところならまだしも、毛(?)の方で受けたらそら貫通するやろ!って感じ。けど理子が傷つけられて怒ってる表情はカッコ良かった。

 

 あとね、今回は開久にフォーカスが当たってて良かった。相良も智司もかっこいいが、今回の相良はもうめちゃくちゃに良かった。柳との対戦シーン本当好き。髪の毛乱して汗垂らしながら必死に戦ってるの可愛いね………。柳は柳でぶっ飛ばされた時の声とかなんかこう、やべぇ奴感出てて良かった。

 俺以上に卑劣って言う相良良かったな〜!!

 

 智司は大嶽との対決だけど、おい!大嶽!途中で逃げんなよ!!!!!!!って感じではあった。そこへ移動がやってきて決着つけるのはカッコ良かった。脚持って「やられてねぇよ」って引きずってくのかっこよすぎた………。

 三橋はナイフが怖くて来ない事になってるけどやっぱ最後には来るよね〜!!!!って。

 「俺の仲間に手ェ出すんじゃねぇ!」って軟高は勿論、開久まで背負ってる感じの演出がバチクソにカッコよかった。本当主人公〜〜!って感じ。理子ちゃんは全然怪我しなくてやっぱ凄いなぁ……って思った。伊藤とタッグ組んで戦ってるの最高だった………。

 

で、相良が「良いとこだけ持ってきやがって」って言うんだけど、見てるこっちも「本当それな!」って感じだった。

 

 その後パトカーのサイレンが鳴って、一目散に三橋は逃げてくんだけど、椋木らがわちゃわちゃやってた事だって見た時は笑った。

 音が鳴る機械?おもちゃ?が壊れちゃうところも、口でサイレン言っちゃうところもマジでおもろかった。

 

 最後の方で開久を去る智司と相良だけど、「やっぱたこ焼き屋に転職しねぇか?」って持ちかける智司に「ダセェからヤダ」って言う相良が可愛かった。やれよ!!!!!!!!!!!

 

 涼ちゃんを庇ってボロボロになった今井のお見舞いに行くけど、涼ちゃんに介抱されてる今井見て嫉妬する三橋もよかった。怪我人にバナナは投げるんじゃねぇて。

 

 最後に、新しい曲で締めくくられて良かった!公開直後に観に行ったから、まだ何も情報出てなくて、うわーーーってなった。新しいやつ!!可愛い!!かっこいい!!!ギターとか皆にフォーカスあたってる!喋りある!かっこいい!!!!って心の中で騒いでた。

伊藤と三橋の手の違いが狂おしい程に好きだ…。同じフリでも若干違うし、マイクスタンドを握る手とかもキャラの性格が出てる気がしてて良かった。曲が終わった後のファンサの違いもね。

 歌ってる時はちょっと高い声なのに掛け声(?)の時はめっちゃ低くてギャップで死ぬ。公式が殺しにかかってくる。

 推し…………推したちが……輝いている。

 

26日?から副音声の上映も始まったしまた観に行こうかな。これで4回目やで……。円盤出たら買います……メイキング等も待ってる……。